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2歳の言葉の目安【二語文のころ】よく見られる様子と関わり方

この記事のまとめ

  • 2歳ごろは、ことばを2つつなげる「二語文」が出てくる時期です
  • 話せることばの数は、子どもによって大きく違います
  • 子どものことばに、少しだけ足して返すのがおすすめです

2歳ごろのことばの目安と、家でできる関わり方をまとめました。0〜3歳全体の流れは言葉の発達の目安【0〜3歳】で紹介しています。

2歳ごろによく見られる様子

母子健康手帳[1]とアメリカCDCの目安[2]から、ことばに関係するものを選びました。CDCの目安は「その月齢で75%以上の子ができること」です。[3]

  1. 2歳前半ごろ

    ことばが2つつながる

    • 「ワンワン キタ」など二語文を言う[1][2]
    • テレビや大人の身ぶりをまねする[1]
    • 「くまさんどこ?」で絵本の絵を指さす[2]
    • 聞かれた体の部分を2つ以上指さす[2]

    やってみようブーブーと言ったら、ブーブー来たねと1語足して返す

  2. 2歳後半〜3歳前

    動きのことばが増える

    • 「ワンワン はしる」など動きのことばを入れて話す[2]
    • 「これなに?」と聞くと、絵の名前を言う[2]

    やってみよう絵本の絵を指さして、これなに?と聞いてみる

その先の3歳の記録欄には「自分の名前が言えますか」という項目があります。[1]

語数はCDCをそのまま当てはめない

CDCは2歳半ごろに約50語としていますが[2]、日本の子はことばの出始めが米国の子より少しゆっくりな傾向があります。[4]

個人差がとても大きい

日本の20か月の子158人の調査では、話せることばが50語以下の子が47人、201〜500語の子が26人いました。[4]

2歳ごろはぐっと増える時期

別の日本の調査では、話せることばの平均が24か月の174.8語から26か月の290.4語に増えていました。[5]

この数は親の記録によるもので、多めに見積もられることもあると論文は述べています[5]。ほかの子と数を比べすぎなくて大丈夫です。

家でできる3つの関わり方

どれも特別な道具はいりません。ごはんや遊びの時間に、まず1つだけ試してみてください。

  1. ことばを少し足して返す「ワンワン」には「ワンワン、走ってるね」と返す、拡張(かくちょう)と呼ばれる関わりです。1歳半でことばがゆっくりめだった子の研究で、2歳時の親の拡張は2〜3歳のことばの伸びと関連していました。[6]
  2. 絵本で簡単な質問をするCDCは、絵本やお話について簡単な質問をすることをすすめています。[2]WHOも、座って過ごす時間は大人との読み聞かせやお話がよいとしています。[7]
  3. 画面は短く、できれば一緒にWHOは2歳の子の座って見る画面の時間を1日1時間までとし、短いほどよいとしています。[7]CDCは、見るときは大人と一緒にとしています。[2]

1つめは関連を示した研究で、「拡張すれば必ず伸びる」とまでは言えません[6]。言い直しをさせるより、楽しく返すことを大切にしましょう。

うまく言えないときは、先回りせずに少し待ってみるのもひとつです。子どもが言いたいことを、ゆっくり受け止めてあげてください。

ぴぴ
言いまちがえても大丈夫。「そうだね、〇〇だね」と正しい形でさらっと返してみてね。

気になるときは、ひとりで悩まずに相談を

目安の1つができないだけで、遅れとは限りません。それでも気になることがあれば、様子見はせずに次のところで相談してみましょう。

  • 乳幼児健診:1歳6か月児健診と3歳児健診は法律で実施が決められていて、3歳児健診ではことばの発達も確認します。[8]
  • 自治体の相談窓口:全国の相談窓口(こども家庭庁)から探せます。[9]
  • かかりつけの小児科:聞こえが心配なときや、できていたことができなくなったと感じるときは早めに。

参考文献

  1. [1]こども家庭庁「母子健康手帳 省令様式」(2023年4月施行). PDF(2026年10月18日閲覧)本文へ戻る
  2. [2]Centers for Disease Control and Prevention. Milestones by 2 Years / Milestones by 30 Months. 2歳・30か月(2026年10月18日閲覧)本文へ戻る
  3. [3]Zubler JM, Wiggins LD, Macias MM, et al. Evidence-Informed Milestones for Developmental Surveillance Tools. Pediatrics. 2022;149(3):e2021052138. doi:10.1542/peds.2021-052138本文へ戻る
  4. [4]小椋たみ子(2007)「日本の子どもの初期の語彙発達」『言語研究』132: 29–53. PDF(2026年10月18日閲覧)本文へ戻る
  5. [5]小椋たみ子・山下由紀恵・村瀬俊樹(1991)「初期言語発達インベントリー信頼性の検討」『島根大学教育学部紀要 人文・社会科学』25: 17–31. PDF(2026年10月18日閲覧)本文へ戻る
  6. [6]Levickis P, Reilly S, Girolametto L, Ukoumunne OC, Wake M. Maternal Behaviors Promoting Language Acquisition in Slow-to-Talk Toddlers: Prospective Community-Based Study. J Dev Behav Pediatr. 2014;35(4):274–281. doi:10.1097/DBP.0000000000000056本文へ戻る
  7. [7]World Health Organization. To grow up healthy, children need to sit less and play more(2019年4月24日). who.int(2026年10月18日閲覧)本文へ戻る
  8. [8]こども家庭庁 母子健康手帳情報支援サイト「乳幼児健康診査(乳幼児健診)について」. mchbook.cfa.go.jp(2026年10月18日閲覧)本文へ戻る
  9. [9]こども家庭庁「全国の相談窓口」. cfa.go.jp(2026年10月18日閲覧)本文へ戻る
タネ

この記事を書いた人:たねラボ編集部

論文と公的資料をもとに執筆しています。専門家による監修は段階的に導入予定です。編集方針